メニューは、伝統的なフランスの家庭料理が中心。前菜+主菜+デザートの3 品コースが105F、主菜+前菜またはデザートが100F。それぞれ15種類から選択できて嬉しい反面、選ぶのが大変だ。
私はランド地方風砂肝サラダと、周りの客のほとんどが注文している店の看板メニュー、コート・ド・ブッフ (牛の骨つきあばら肉)、フォアグラソース添えを。友人はウサギのパイ包みエストラゴンソースと白身魚のホイル焼きノルマンディー風。ワインは赤の1/4 ピッシェ (22F )。
サラダは、香ばしくソテーされた砂肝のコンフィに食が進むのだが、量が量なので少し残してしまった。友人のパイは、こってりしたエストラゴン風味のソースで秋の食卓にふさわしい一品。
メインの皿が登場して、思わず胃薬の用意を確認。ゆうに300gはありそうな牛肉にポテトといんげんの2つの山。豪快な盛りつけに圧倒されつつ食べてみると、肉本来のおいしさが口に広がり、すっかり平らげてしまった。フォアグラソースは、醤油味のステーキソースを思わせるしっかりした味付けでちょっと意外。友人のホイル焼きは、野菜がたっぷり添えられているが普通のボリュームでホッ。
デザートには、タルトタタンのサワークリーム添えとバニラのシューアイスに温かいチョコレートソースがたっぷりかかったプロフィットロール。満腹のはずが全部食べられてごちそうさま。
キビキビと気持ちのいいマダムの給仕もこの店の大きな魅力。お腹をペコペコに空かせて行って、すべての皿を平らげたい、そんな店だ。(里)
La chope de la mairie
Adresse : 88, rue Ordener, 75018 Paris , FranceTEL : 01.4606.4614
12h-14h30/19h30-22h 日曜夜休み