フィリップ・メナールさん Philippe Meynard ー
UDF (フランス民主主義連合) の党員で、ジロンド県のバルサックという小さな町の助役だったフィリップ・メナールさん (29) は、昨年8月、町議会で自分がホモセクシュアルであることを公表した。
国民議会でのPACS審議中に、「ホモセクシュアルはなぜ一般市民と平等に扱われないのか」という公開討論会を開き、町議会に「議員は家族という美徳を守るべきだ」と批判されたりした後、両親や兄弟姉妹と相談後の決断だった。
「私をやっつけるためにはどんな陰険な攻撃でもよかったのです。どんなに人が意地悪か、想像もできないでしょう」
連日の脅しの電話や手紙にもかかわらず、子ども向けのスポーツや音楽活動を無料にするなど、10年以上を町に尽くしてきた実績を理解して支持者が出てくるだろうとがんばってきたが、孤立するばかり。近くでブドウを栽培する両親にも脅しの手紙が届くようになり、4月初め助役を辞任した。(真)
“Toutes les attaques les plus sournoises ont été bonnes
pour me faire payer la note.
Vous ne pouvez pas imaginer ce que les gens sont méchants”