友人のNY出身のピアニストがすすめてくれたアメリカン・レストランに出かけた。家具・骨董屋が並ぶvillage Saint- Paulのすぐ前にある店は、とても落ち着いた雰囲気を持っている。 アントレにはcrawfish pie (48F) をとってみた。カリッと焼き上げられたパイに、セロリなどの野菜とザリガニのむき身が入り、クレオル風ソースでまとめてある。ピリッと辛みがきいていて、うまい。 ワインは、ピシェ入りのカリフォルニアの赤 (半リットル48F) を頼んだ。カベルネ種のブドウを中心にしたワインのようで、スミレを思わせる香り、赤い果実の風味… そのうえ見事に適温で、余韻を残しながらゆっくりと喉を滑りおりてゆく。 メインは、ルイジアナ州の名物料理 ジャンバラヤJambalaya (75F) と自家製バーベキューソースで焼かれたスペアリブBarbecued ribs (75F)。ジャンバラヤは、辛めのソースで野菜といっしょに炊きあげられたご飯の上に、小ザリガニがのっかり、ソーセージやハムが見え隠れ。それぞれの材料の味が光っている。バーベーキューの方は甘めだが、肉がとにかく柔らかい。卓上に置いてあるタバスコソースをたっぷり振りかけて、かぶりつく。 デザートには、ピーカンパイ pecan pieなどが並んでいたが、きょうはもうおなかがいっぱいで、あきらめた。 サービスもくつろいでいながら、よく気がきいている。(真) *20 rue Saint-Paul 4e 01.4277.6828 日夜・月休。8月17日までは夏休み。 |