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ぼんやりと浮かび上がる大きな長方形。その前で、いつの間にか私は思い出をたどっている。人生は風のようにはかない。誰もみなひとりぼっちだ。 (仙) |
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12月、ブローニュ・ビアンクール市役所の隣に図書館、映画館及び「30年代美術館」が開館した。30年代といえば、ピカソ、マチス、ミロ、エルンスト、レジェ…などが名作を世に出した時代だが、彼らの作品は一点もなく、展示されているのは、シュルレアリスムや抽象主義に背をむけ主に新古典主義を堅持した作家たちの彫刻、絵画、デッサン、水彩画等だ。 ●レンブラントとアムステルダム
Galerie B.Aittouares : 29 rue du Seine 6e |



今世紀初頭に立体派を重点的に扱った画商カーンワイラーがブローニュに居を構えたことから、町内にアトリエのあった立体派のJuan Grisを初め、マルロー、サティ、ル・コルビュジエと、多分野のアーティストが画商のサロンに集い、”ブローニュの日曜日”の会を催したこともこの美術館設立の背景ともなっている。