リヌ・ルノー Line Renaud N° 428 1998-12-15 “J’ai vu les ravages aux Etats-Unis, je me suis dit, cela va débarquer en France …” エイズ患者のために尽くす歌手・俳優 11月27日夜、フランスの主要テレビ局で、エイズ基金を募るために42人の歌手が参加したアルバム”Ensemble”の販売促進キャンペーンが放映された。この音頭取りをしたのが、”エイズと闘う芸術家協会”会長のリヌ・ルノーさん(70)。「米国で(エイズ)の惨状を目の当たりにし、もうすぐフランスにも上陸すると思った」彼女は、エイズは同性愛者と麻薬中毒者だけが罹るものという偏見がまだまだ強かった1985年に、友人で当時パリ市長だったシラク氏を説得してこの協会を設立。12年間で、2000万フランを集めた。 28年にフランス北部の炭坑町に生まれた彼女は、20歳の時に”Ma cabane au Canada”を歌って人気を集め、ムーラン・ルージュやカジノ・ド・パリのレビューのスターとして華々しい存在だった。78年に歌手生活から退き、現在は映画やテレビの俳優として活躍中。ルイイ・マルメゾンの大邸宅に母親と二人きりで住んでいる。(真) Share on : Recommandé:おすすめ記事 フランスにもいたオモシロ候補。 冬空や青い目玉で五七五! 「人間的な、あまりに人間的な」 ブリュッセルからシャンソンの新風が。 初の依頼人はドンキホーテ? 念願のウィンブルドンで優勝。