子供の国: 人類の将来はどうなるのだろう? N° 411 連載コラム 1998-03-01 人類の将来については、研究者たちの意見が悲観派と楽観派の半々に分かれるという。子供のとき、ノストラダムスの「1999年世界絶滅」の予言のせいで、生きた心地のしない時期があったけれど、今の子供たちは未来をどう見ているのだろう。 世紀末だし、社会的な問題もあることだし・・・。 2年後、世界の人口は60億人に達すると予測されている。1830年には10億人、1987年には50億人だった。このままでいくとやはり地球は人口過剰で破滅!?「60億人の人間」展に行くと答がわかります。 数字やグラフだらけの人口統計学の世界を、人口増加、妊娠と出産、結婚、避妊、死亡、人口推移の予測、地球上の人口の分布などと順序立てて分かりやすく見せている。テーマによっては胎児のホルマリン漬け、世界中で使われている避妊用具の各種(とその失敗率)が展示されていたり、かなり具体的。フランスの大人だったらこれらの品々を前に、どういうコメントを子供にするのか興味があったけれど、そこは大人ばかりだった。 最後に自分の名前入り「見学記録」を機械が作ってくれる。(入口でバーコード付きの紙をもらってコードと名前をコンピュータに記憶させ、展示場の9台の機械と「会話」しながら進んでゆく。コードを機械にあてると自分の名前が出てくるから無視 しにくい)見学開始・終了時刻、その間の分刻みでの世界人口の変動などに、目を丸くさせられた。 (美) *” 6 MILLIARDS D’HOMMES “ Musee de l”Homme (人類博物館) : 17 Place du Trocadéro 16e. 入場料30/20F 火休 Share on : Recommandé:おすすめ記事 高校進学、バカロレア… 「いじめ」は増えている? フランスの中高生の聴く音楽。 高校生のアルバイト どうして哲学を高校生に教えるのか フランスの学校は授業時間が長い