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オランド大統領は、夫殺しで懲役10年の刑が確定したジャクリーヌ・ソヴァージュさん(68)に減刑の恩赦を施した。ジャクリーヌさんは夫の頻繁な暴行に耐えられず、2012年に自宅で夫を猟銃で射殺。2015年12月の控訴審で殺人罪で懲役10年の刑が確定した(本紙801号p2参照)。しかし、長年の暴力に対する正当防衛と主張する娘2人と家庭内暴力被害者団体が大統領恩赦を求める署名を約44万人分集めた。大統領恩赦は刑期の2年4ヵ月短縮と仮釈放不能期間を撤回するもの。この恩赦によりジャクリーヌさんは仮釈放が可能になるが、精神鑑定など諸手続きに時間がかかるため実際の釈放は約9ヵ月後になると弁護士はみている。
この事件に関しては、「47年の忍耐の末に…。」http://ovninavi.com/801divers/でも紹介しています。