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トゥレーヌ保健相はレンヌでパーキンソン病の薬の治験で被験者の男性1人が脳死状態に陥ったと明らかにした。男性は17日に死亡した。この薬はパーキンソン病治療のためにポルトガルの製薬会社ビアル社が開発したもので、治験は仏治験会社ビオトリアルが請け負い、レンヌで昨年7月から90人の健常成人の被験者を対象にした第1段階の試験が実施されていた。ところが、1月7日から始まった8人の男性被験者(28~49歳)を対象に被験薬を増量した試験で、1人が10日に入院し、後に死亡。偽薬を投与された2人を除く6人のうち、他の4人も神経系の異常で入院していたが、20日までにほぼ回復し、1人を残して退院した。警察が捜査を開始するとともに保健省も治験のやり方に問題がなかったかを調査する。