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ダンケルクに近いグランド・サントの難民キャンプの移動を政府が承認し、2月半ばに新たなキャンプができることになった。イラクのクルド人が大多数のこのキャンプは昨年初夏には80人だったのが現在は2500~3000人(乳児を含む子どもも約250人)に急激に増加し、ぬかるみの多い劣悪な環境でテント生活を送っている。カレム市長 (エコロジー党)と「国境なき医師団(MSF)」が国連難民高等弁務官事務所の基準に基づいたキャンプを別の場所に作る計画を立て以前から国に申請していたが、国はキャンプの恒常化を恐れて返事を延ばしていた。カレーの難民キャンプ(5000人)でも1500人を収容できるコンテナ式仮設住宅ができ、11日に入居が始まった。