病院の救急科で働く救急医は12月22日に労働条件の改善を求めてストを開始したが、翌23日にストを解除した。救急医は現在、最高週60時間働いているが、それを週48時間までに制限し、39時間を越える場合は超過手当がつくことで政府と合意。一方、一般開業医は4月に国会で審議される保険関連法改正法案に反対して24日から31日までストを行った。24日時点では全国で70%の一般医がストに参加した。法案の中でとくに一般医が反対しているのは、患者が診察料全額でなく被保険者負担分のみを払えばいい制度が2017年から義務化されること。このストに対し、トゥレーヌ保健相は1月6日、国民が治療を受けやすくするために患者負担分のみの支払い制度は撤回しないと発言。開業医組合は保健カードの受付拒否などで抗議運動を続けるとした。