パリ・シャンゼリゼ大通りのクリスマス・イルミネーションが3年ぶりに衣替えした。11月20日に俳優オマール・シーを迎えてのセレモニーで点灯されると、「ほうっ」という人々のため息がもれたものの、思いのほか地味な感じだ。200本の街路樹を飾る電飾は下の方が黄色っぽい光で、上の方が白っぽい光だ。歩道なかほどの街路樹の白い星形の飾りはいかにもクリスマスらしい。今回のイルミネーションもすべてLED(発光ダイオード)を使用しており、消費電力は2006年に比べるとわずか3%。去年までのカラフルな輪よりはしっとりとした落ち着きがあるが、街灯や車のライトにやや負けている感じはする。でも、大通りに沿ったブティックやレストランも華やかなイルミネーションに装われているので、ぜひ散策を楽しんで!(し)
1月7日まで。