国民議会は11月19日、本土の地域圏の数を2016年から13(現行22)にすると規定した、地方自治体管轄地域改革法案の第1条を第2読会で可決した。上院は10月に第2読会で地域圏数を15とする案を可決。両院で意見が分かれたため両院協議会が開かれるが、両者が合意する可能性は少ないため、国民議会の決定が事実上の最終法案となる見込みだ。イル・ド・フランス、ブルターニュなど5地域圏以外は2、3の地域圏が合併して13の地域圏になる。とくに、アルザスを単独で残す案、ロワール・アトランティック県をブルターニュに組み入れる案など、各地方の思惑や利害が衝突して審議は紛糾したが、政府原案に近い形に落ち着いた。