オランド大統領は6月2日、地域圏を現行の22から14に減らす政府案を明らかにした。同案では、イル・ド・フランス、ブルターニュ、コルスなど7地域圏は現状のまま。ポワトゥ・シャラントとサントルとリムザンの3地域圏が合併するほか、ブルゴーニュとフランシュ・コンテ、ミディ・ピレネーとラングドック・ルシヨンなど2つずつ地域圏が合併して計14となる。改革理由は、各地域圏を欧州他国に準じた規模にし、経済、輸送、教育面などでより戦略的な施政を実現すること。大統領は地域圏議会議員数も減らし、2020年からは県議会を段階的に廃止したい意向。改革案は7月に国会審議の予定だが、各方面の反対の声が強いため、審議難航が予想される。なお、この改革のため、地域圏議会と県議会選挙は2015年3月から秋に延期される予定。