9月2、3日、パリ西郊外のコロンブ市で麻薬密売組織間の抗争とみられる発砲事件が相次いだ。2日には30代男性が狙撃されて重傷を負って入院。3日には若い男性グループが別の男性を狙撃。警官70人が緊急配備されたが、犯人も被害者も逃走し、身元も確認されていない。2つの事件はプチ・コロンブ地区の2つの麻薬密売組織の抗争とみられており、同様の事件がこの2年間に20件以上起きている。ヴァルス内相は5日、同地区を優先治安強化地域に指定し、治安を強化する意向を示した。一方、マフィア抗争による殺人事件が相次ぐマルセイユとその周辺で5日、男性2人が射殺された。うち1人はプロサッカーチームOMのスポーツ部長の息子。