サンジェルマン大通りにいつも人だかりのバスク料理の店がずっと気になっていたので新年早々行ってきた。品数の豊富さに迷いに迷って2人が選んだのは、Salade ventrèche du Pays Basque (8.3€)とPipérade (8.6€)。
バスクらしい銀のボウルにてんこ盛りのサラダはレタスにジャガイモ、そしてカリッと揚げた豚バラ肉(ventrèche)がふんだんに乗っかっている。そういえばビアリッツに行った時、地元料理の店でもこんなカリカリベーコンが添えられていたな、と懐かしく思い出す。普段ジャガイモは嫌いな私だけど、ベーコンとの相性が抜群に良くて、珍しく喜んで食べた。
もう一品は、オムレットの中にカリカリではないがバスク産のベーコンとジャガイモのソテーが、これでもかというほど入っていて、上には甘さ優しいピーマンとピーマンのピペラード。
ジャガイモのグラタンを頼んでいる客も多い。メニューを見るとAssiettes de patatesとあって、4€とまるでサイドメニューのような価格設定だけど、実際は食べきれないほどのボリューム。
この量と質でこの値段。カルチェラタンの学生たちがお腹を空かせて集まってくるのも納得の良心的なお店だ。お店の雰囲気も元気でいい。どの料理も塩分がやや強めなので、食後に喉が渇くことは覚悟したほうがいい。(み)
〈バスク料理〉Gladines
Adresse : 44 bd Saint-Germain, 75005 parisTEL : 01.4633.9388
12h-23h(金土は0hまで)。無休。 - 日曜営業 - 祝日営業 - 22時以降営業