●Géricault,
Etudes pour “Le Radeau de la Méduse”
ロマン主義絵画の先駆け、ジェリコー作『メデューズ号の筏(いかだ)』(ルーヴル美術館所蔵)は、1816年に実際に起きたフリゲート艦メデューズ号難破事件を題材に制作され、1819年にサロンで発表された当時は賛否両論を呼ぶ。生存者に取材し、死体の表現に力を注いだ大作のための習作デッサン、油彩。9/2迄。
Musée d’Art Roger-Quilliot :
Place Louis-Deteix 63100 Clermont-Ferrand
●Documenta
ドイツ中部都市カッセルで1955年から5年ごとに行われている大規模な国際現代美術展ドクメンタ。13回目の今回は世界55カ国から150人のアーティストのほか、文学や映画など多岐にわたる分野からのゲストも迎える。9/16迄。http://d13.documenta.de
●Monet intime
Photographies de Bernard Plossu
2010年冬、2011年春にモネの家に通って撮影したベルナール・プロス(1945-)の写真。モネと家族はこんな眼差しで暮らしていたのだろうか。人間の体温と場所の空気を感じさせる作品。10/31迄(無休)。
Musée des Impressionismes :
99 rue Claude Monet, Giverny
●Les Chefs-d’œuvre
de la donation Yvon Lambert
時代を先取りした鋭い洞察力で60年代から優れた現代美術を紹介してきた画商イヴォン・ランベール。パリのメインギャラリーのほか、2000年にはコレクション所蔵庫を兼ねたミュージアムをアヴィニョンに開設。その所蔵作品1200点のうち556点が今年正式に国家に贈与された。評価額9千万ユーロという大型贈与を記念する展覧会。J-M バスキア、ナン・ゴールディンなど。11/11迄(月休)。
Collection Lambert en Avignon :
5 rue Violette 84000 Avignon