バスチーユの「自転車の家(Maison du vélo)」のすぐ前に見慣れないものが……近寄って見ると、自転車を駐輪するボックスのようだ。歩道側に4台、車道側にも4台の計8台が収納可能で、前輪を上にして立てた形で固定されている(立てかけるのが難しそう!)。自転車には通常の盗難防止ロックが付けてあり、ボックスの扉にも鍵があるので、二重に安心だし、雨にも濡れない。一番端のボックスをのぞくと、電動自転車用の充電器が備えてある。ネットで調べてみると、この〈V?lobox〉の屋根にはソーラーパネルが設置してあり、充電器や情報パネルの照明を太陽光発電でまかなっているらしい。この駐輪ボックスはパリ市が試験的に導入している新たなストリートファニチャーの一つで、利用者の反応がよければ本格導入に踏み切るそうなので、一度お試しあれ。(し)