国民議会は3月6日、IC身分証明書ならびに生体認証データベースの創設を規定した法案を賛成285票、反対173票で可決し、同法案は最終成立した。政令発布後18カ月後に施行される予定。これにより、新たなIC身分証明書には、すでに導入されているIC旅券と同様、目の色、指紋、顔写真などのデータが組み込まれる。IC身分証明書は10年前から導入が検討されていたが、国民の生体認証データベース作成に全国情報自由委員会(CNIL)が慎重論を唱え、何度か暗礁に乗り上げていた。社会党は、同データベースが身分証明書偽造防止以外の目的に使用される可能性があるとして憲法評議会に提訴した。
IC身分証明書の導入が国会で成立
国民議会は3月6日、IC身分証明書ならびに生体認証データベースの創設を規定した法案を賛成285票、反対173票で可決し、同法案は最終成立した。政令発布後18カ月後に施行される予定。これにより、新たなIC身分証明書には、すでに導入されているIC旅券と同様、目の色、指紋、顔写真などのデータが組み込まれる。IC身分証明書は10年前から導入が検討されていたが、国民の生体認証データベース作成に全国情報自由委員会(CNIL)が慎重論を唱え、何度か暗礁に乗り上げていた。社会党は、同データベースが身分証明書偽造防止以外の目的に使用される可能性があるとして憲法評議会に提訴した。