2月18日、オルネー・ス・ボワ市(セーヌ・サンドニ県)にあるPSAプジョー・シトロエン工場の従業員や労組は同工場の閉鎖に反対するデモを行い、労組によると2000人、警察発表では1300人を動員した。シトロエンC3を製造する同工場の閉鎖は公にはされていないものの、昨年6月にPSA内部文書で閉鎖の可能性が取り沙汰されたことが発覚し、労組は閉鎖を危惧している。同工場では2004年に5000人いた従業員が現在は3300人に減り、生産量も半分に減少。工場が閉鎖されると、下請けなど間接雇用も含めると県内で9000の雇用が脅かされるといわれる。一方、PSAのヴズール工場(オート・セーヌ県)の工員180人が20日から3月5日まで操業停止のために一時的に失業。同工場はイラン輸出用の自動車部品を製造しているが、イランへの欧州連合禁輸措置で製造を停止するため。