
Dents de Loup
肉を愛する同志が集結して生まれた肉屋Viande Viandeと同じ創設者が、今度はイートインも可能なお店をオープン。それがこのDents de Loup 、開店から数カ月で連日満席の人気ぶりだ。お料理のサービスは12時から14時半のランチタイムのみで、それ以降はシャルキュトリーや、自家製のテリーヌ(9€)、リエット(12€)、パテクルート(17€)などをつまみにアペリティフが楽しめる。選りすぐりのナチュラルワインが良心的な価格で揃うのも嬉しい。

席数が少ないので予約は必須。料理の現場に興味があるなら、仕込みから調理までを間近で見られるカウンター席がおすすめだ。ソーセージやブーダンの腸詰め作業を目の当たりにできて、質問すれば熱心に説明してくれる。
数々のコンクールで上位に入賞したパテクルートは大人気で、次から次へと注文が入る。トゥルトと呼ばれるパイ包み(25€)、この日は豚肉をベースにべアルン産唐辛子とマジョラムがほのかな甘さと香りを添えていて、ノワゼットの歯応えが良いアクセントになっていた。
ソーセージ&ジャガイモのピュレ(19€)は仕上げの炭火焼きがもたらす香ばしさがたまらない。ブーダン・ガラバール(19€)と呼ばれるフランス南西部のブーダンノワールは、豚のあらゆる部位を混ぜる調理法で、頭部の煮凝りや豚肉のコンフィも入っていて、食感のバリエーションが楽しめる。パテクルートと並ぶこの店の看板商品で、ランチタイム後半には完売になっていることも。熟成牛の炭火焼き(32€)は、熟成によって肉の旨みが凝縮され、通常にはない濃く締まりのある味わいだ。

肉をさばき、熟成を担う人、パテやテリーヌ、ソーセージを作る人、そして調理するシェフ。それぞれが自分の業務に誇りを持って専念し、連携している。「僕たちはまず肉屋なんだよ」と言うように、共通して根底にあるのは肉への情熱。そんな彼らのお店でランチも良し、アペロも良し、気になるお肉を買って帰って自分で料理するも良しだなんて楽しすぎる。今日買ったテリーヌ、どんなワインと合わせようかな。(み)
75 rue Marguerite de Rochechouart 9e
M° Anvers 09.6222.9096
火〜土12h-14h30はランチタイム、19hまでアペロ、販売は12h-20h 日月休

Dents de Loup
Adresse : 75 rue Marguerite de Rochechouart, 75009 Paris , FranceTEL : 09.6222.9096
アクセス : M° Anvers
