
今年でノルマンディー上陸作戦から82年。かつての激戦の場所を走る、今年で39回目を迎える老舗のマラソン大会が、先月6月7日に開催された。その名も「自由のマラソン – Marathon de la liberté」。当日はマラソンだけでなく、10km、ハーフマラソンの3競技が開催され、世界70カ国から約3万人のランナーが集まった。
マラソンコースはカナダ軍上陸の地、ジュノ・ビーチを出発し、イギリス軍上陸地点のスウォード・ビーチ、ウイストレアムから、イギリス軍の奇襲攻撃で知られるペガサス橋の前を通り、内陸の村へと入っていく。前半は海辺の平坦なコースが続き、左手に遠浅の海を見ながら走るのは爽快。かつて歴史的な惨劇の舞台となったこの海岸線を、82年後の今世界中のランナーと一緒に走り、楽しみを共有できることがとにかく嬉しい。

後半25km以降は、ノルマンディーの美しい村々を抜けながらゴールのカーン市内競技場を目指す。前半の平坦コースとは対照的に、アップダウンの続くなかなかタフなコース展開。特にゴールまでの数kmの下りは、疲労でつりそうな足にはスピード調整が難しく、上り以上にこたえた。沿道の声援にパワーをもらい、ゴールに向かう。

完走者には、メダルと、フランス・ブルターニュ地方発のランニング/トレイルランニングに特化したブランド「KINETIK」がデザインしたオリジナルTシャツが贈られた。このブランドは、フランスの地方色を打ち出した今までにないデザインで、近年大手ブランドと肩を並べるほど人気が高まっている。さらにゴール後には、ノルマンディー地方の特産物が並ぶ補給コーナーやマッサージコーナーが用意され、疲れ切った体を労ってくれた。(た)


次はどの大会に出ようかな。
昨今のランニングブームを受け、多くのマラソン大会はエントリー開始後すぐに定員に達してしまう。ランニング好きにとっては、「次はどの大会にエントリーしようか」ではなく「どの大会がまだ締め切られていないか」を探す状況だ。
人気の大会のひとつ、パリマラソンは、今年から主催者変更のためエントリー開始日が例年より大幅に遅れ、9月頃になる見込み。1998年以降ほぼ同じコースだったのが、新体制のもとでは、毎年コースを変えてパリの色々な地区を走ることができるといううわさもあり、公式な情報を待ち望むランナーが多いことだろう。参加費が値上げにならないことを願いつつ。。。
先日紹介した、毎年春に開催されるパリ・エコトレイルは、今年から秋にも開催されることとなった。現在エントリー受付中。また、2027年春の大会も、すでに6月30日からエントリー受付がはじまっている。その他、パリ郊外イッシー・レ・ムリノーで12月に開催される、恒例のサンタクロース仮装10kmランニング大会も、すでにエントリーがはじまっている。
フランス国内には、魅力的なマラソン大会やトレイルランニング大会がたくさんある。以下は、フランス国内、または世界中のマラソン/トレイル大会がリストアップされているおすすめサイト。
Klikego : https://www.klikego.com/
Miles Republic : https://fr.milesrepublic.com/
Jogging plus : https://jogging-plus.com/
Ahotu : https://www.ahotu.com/fr
パリの大会情報はパリ市のサイトにも掲載されている : https://www.paris.fr/pages/l-agenda-des-courses-parisiennes-2026-32880
*どうしても出たい大会がある場合、大会の公式サイトからニュースレターに登録して、最新情報をいち早くゲットすることをおすすめします。
大会参加に必須なもの
2024年まで、大会に参加するためには医師の診断書が必須だったが、現在は診断書は必要なくなった代わりに、PPS(Pass Prévention Santé)という登録番号が必須となった。PPSとは、大会に参加する際の健康リスクを理解し、健康状態にあるということを自己申告する証明書のようなもの。登録はオンラインで。費用は5€で1年間有効。なおこの証明書には、大会中の対人賠償保険も自動的に付帯される。
登録サイトはこちら https://pps.athle.fr/

