2024年、パリのパラリンピック:平等をめざし華やかに開催。
8月28日。多くの人がバカンスから戻り、9月に始まる新しい年の準備をしているであろう頃、パリ・パラリンピック大会がスタートする。世界184ヵ国から4400人の選手を迎えて行われる開会式は、オリンピックのそれと同様に五輪史上初のスタジアム外でのセレモニー。やはりトマ・ジョリーによる演出で、6万5千人の観客のなかを選手たちがコンコルド広場とシャンゼリゼ大通りをパレードし、4つのステージではパフォーマンスが披露される。
フランスからは選手236人が出場するが、国営放送フランス・テレビジョンは、今までの放送時間の不平等を是正していく意気込みで、女子の試合を含むパラ全種目を全日放送する。開会式当日は朝6h30から特番がスタート、開会式は20hに始まり翌日から 22種目のパラスポーツの競技が開催される。
パラ聖火リレーもスタート。パラの発祥地とされる英国ストーク・マンデヴィルから英仏トンネルを通ってカレーに到着した聖火は12に分けられ、フランス本土12ヵ所に分散され、1000人の手から手へとリレーされ50都市を巡り、8月28日にパリ・コンコルド広場で開催される開会式で終結する。
◉パラリンピックのチケット :
開会式は450€以上のチケットしか残っていないが、競技のチケットは15€から購入可。
https://tickets.paris2024.org/
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◉パラリンピックの歴史についての展覧会:
「パラリンピック史:スポーツ参加から社会的包摂へ」
Histoires paralympiques – De l’intégration sportive à l’inclusion sociale (1948-2024)