「フランスの誇りだ、全世界へのメッセージだ。（…）憲法が新しい自由を保証することをみんなで祝おう」
3月4日、ヴェルサイユでの両院合同議会で、妊娠中絶IVGの権利をフランス憲法に明記することが決定された直後の、マクロン大統領の喜びの声。ところが、フランス全国で130近い産科が廃止されたり、IVGを行うことの手当が低かったり、将来への医師としてのキャリアに何の役にも立たないことなどで、IVGを回避する若い医師が増えているなど、理想とは裏腹に、まだまだ問題が多い、と専門家は指摘する。
妊娠中絶IVGの権利をフランス憲法に明記｜発言から知るフランス
