ヴィオラ・ダ・ガンバの第一人者がジョルディ・サヴァール。1991年に公開された映画『Tous les matins du monde』の音楽を担当し、『Les folies d’Espagne』などマラン・マレのヴィオラ・ダ・ガンバ曲がブームになった。すぐれた指揮者でもあり、古楽器を演奏するエスペリオンXXIで、中世やルネサンスの曲を再現。
最近は、ル・コンセール・デ・ナシオンを率いて、バッハからシューベルトまでと音楽の歴史をたどっている。西欧だけにとどまらず、トルコやアルメニア、シリアの伝統音楽も録音。アルバム『Jérusalem』では、この古都で響いていたユダヤ教や回教、キリスト教の音楽をとり上げる。
「Orient-Occident」* と題された今回のコンサートでは、サヴァールのリラやヴィオラ・ダ・ガンバに、東方のナーイ(葦笛)やサントゥール、ウードの音が交わり、イタリアやフランスの13世紀の音楽、ベルベル (北アフリカ)やシリア、トルコやアフガニスタンの伝統音楽というプログラム。音楽が、東方と西洋の間を行き来しながら、宗教や文化のへだたりを超えて人々の心をつないでいく、というサヴァールのユートピアを聴くことができる。(真)
*Orient-Occident
8月30日(水)20h30 – .
30€/19€ (学生、失業者、身体障害者…)/ 13€ (12歳~18歳)
場所情報は下に掲載。
Parc Floral de Paris
Adresse : 118 route de la Pyramide, 75012 Parisアクセス : M°Château de Vincennes
URL : https://festivalsduparcfloral.paris/event/jordi-savall-orient-occident-avec-waed-bouhassoun-moslem-rahal-dimitri-psonis-pedro-estevan/
8月30日(水)20h30.30€/19€ (学生、失業者、身体障害者…)/13€ (12歳~18歳)