ジャガイモのピュレを添えたソーセージが天下一品と名高い、パリ10区のレストランLes Arlots(819号で紹介)がすぐ隣に出したワインバー。グラスワインは一律6€(発泡性ワイン7€)だから、料理や自分の好みに合うものを選べばよし。料理に合わせて、フルボディのしっかりした赤をお願いしたら、どっしりした中にもスミレの香りがあってエレガントな印象のコート・デュ・ローヌがやってきて大満足。
この日は、そこらじゅうにタマネギを煮詰めるようないいにおいが漂っていたので、スタッフに聞いたら、ピサラディエールの香りだというのでこれを注文。想像通りどーんと大きなピサラディエールが登場。タマネギの甘さとアンチョビの塩気がワインやビールに合うので、友人たちと分け合いながらつまみたい料理だ。分け合いたいといえば、前菜の定番、ウッフ・マヨ(7€)もこれに然り。半分にカットされたゆで卵が4つ、たっぷりのマヨネーズとともにサービスされるのでシェアするのがよさそうだ。
必ず頼みたい料理ナンバーワンのソーセージ(冒頭の写真)は、ニョッキとクルジェット添え(17€)。肉汁のソースがたっぷり添えられていて思わずうなるくらいうまい!パンにこのソースを吸わせて、一滴たりとも残さず平らげた。
この日のおすすめ料理、子牛のクレピネットも同じように肉汁たっぷり。ジロル茸とブレット(フダンソウ)の付け合わせとのバランスもいい。他にもおいしいものがいっぱいで、ひとつだけしか選べない状況は本当に困るので、2人よりは4人ぐらいで訪れたい。ただし大人数だと席の確保が大変だ。本家Les Arlotsは予約を受け付けてくれるが、こちらは予約の受付なしなので、開店時に入店するのがいい。(里)
BILLILI
Adresse : 136 rue du Faubourg Poissonnière, 75010 ParisTEL : 09.8776.2749
アクセス : M° Gare du Nord/Poissonnière/Barbes Rochechouart
URL : https://www.facebook.com/pages/category/Wine-Bar/Billili-188000842132545/
火~土 12h-14h15 /18h30-22h15