パリとボルドーで大人気のナポリ風ピッツェリアが、今年7月、パリ3店舗目をカルチェラタンにオープンした。場所はムフタール通りのすぐそば。モンジュ通りの喧騒を離れて、小さな広場に面したテラスは心地よく、すでに5区の住人から歓迎を受けているような連日の繁盛ぶりだ。
平日のランチメニューは12.9€。マルゲリータもしくはマリナーラ(単品各9€)のどちらかを選び、マッシュルーム、青唐辛子、卵、ナス、オリーブなどから1つをトッピングでき、サラダとエスプレッソも付いてくる。サン・マルツァーノ種のトマトソースや、アマルフィ海岸に位置するアジェロラ産のモッツァレラ・フィオール・ディ・ラッテを使用していて、シンプルなマルゲリータも濃厚で味わい深い。チーズなしのマリナーラは、その分トマトソースが倍量、ガーリック、オレガノとエクストラヴァージンオリーブオイルで旨味が増幅されている。両方ともシンプルの極みだけに、素材の良さが際立つというもの。セットのサラダは小さすぎないサイズで、甘いチェリートマトに赤玉ねぎのほろ苦さ、ブラックオリーブとパルメザンチーズのスライスが実に満足感のある仕上がりだ。
シャルキュトリーやチーズ(各6€)、夏野菜の釜焼きやトリュフ入りブラータ(10〜12€)他、前菜も豊富。カプレーゼサラダ(13€)は水牛のモッツァレラが5個も入っているからびっくり。その他のピザでは、ペースト状の辛味ソーセージ « ンドゥーヤ »が入ったtripletta、サラミとゴルゴンゾーラのla touco、チェターラ産アンチョビのnapoliもおすすめだ。お子様にはマルゲリータが5€なんてサービスも嬉しい。18時から20時のハッピーアワーにはベリーニやスプリッツなどイタリアンカクテルが5〜6€で楽しめる。
ベルヴィル店ではミニ・カプレーゼ(5€)や仔牛とツナのヴィッテロ・トンナート(9€)、モンパルナス店ではラザニアやナスのグラタン、仔牛の肉団子(10~12€)など、各店ごとに限定メニューもあり。(み)
Latin :
2 bis rue de l’Arbalète 5e
Tél :01.4996.5865
Belleville :
88 Bd de Belleville 20e
Tél :01.4254.7280
Gaîté :
1 Impasse de la Gaîté 14e
Tél : 01.4320.9634
12h-14h30/19h-23h 無休、土日はノンストップ営業