パリ・オペラ座のダンサーたちがセドリック・クラピッシュ監督と制作したメッセージビデオ、« Dire merci ありがとうを言うこと» がネットで人気を呼んでいる。コロナウイルス感染が広がるなか第一線で働く人たちへの感謝を表したビデオで、ローマのバレエ団がビデオを収録したのにヒントを得たという。
ビデオは、「恐れ、希望、ディストピア的な状況から脱出するために顔を上げる、という3つの感情を表現している」プロコフィエフの『ロミオとジュリエット』の「騎士たちの踊り」(パリ・オペラ座管弦楽団をフィリップ・ジョルダンが指揮!)の抜粋に合わせて、30人以上のダンサーたちが、それぞれ自宅の居間や、キッチン、バルコニー、窓辺などで踊る映像を編集したもの。
コロナの収束もまだ先になりそうだが、謝意をあらわす多様な芸術活動もますます盛んになってきている。