Quiche au thon chez Benoît
出かけられないのを嘆いていても始まらないと「おうちレストラン」をスローガンに子どもと一緒に料理を楽しんでいるブノワさん。外出規制中の今は、在宅勤務に切り替え息子ルイくんと過ごしている。
この日のメニューはフランスの代表的な家庭料理、キッシュ。レシピはインターネットで見つけたレシピに改良を加えたもの。料理のプロではないので簡単に作れ、息子も調理に参加しやすいメニューを選んでいると教えてくれた。
キッシュ作りには、粘土遊びのような生地作りや卵液を混ぜるなど、小さい子どもも楽しめる工程が多くある上に普段口にしているものが、どのように作られるかを学ぶ良い機会。もちろん生地は買っても良いのだけど「いろんな工程がある方が子どもは飽きないし、いつもより時間をかけて料理することで退屈しのぎにもなる」と話す。
今回のアパレイユ(卵液)には、日持ちのするツナ缶を使う。みじん切りにした玉ねぎはそのままアパレイユに加えるなど、火を使わないのも子どもと調理する時に嬉しいポイントだ。レシピはできるだけ簡素化しているが、チーズへのこだわりは捨てられない。チーズ専門店で買ったおろしたグリュイエールを使用。
しばらくレストランへのお出かけがお預けなのが残念だが、子どもと濃厚な時間を過ごす良い機会とラタトゥイユやガレットなど毎日メニューを変えて「おうちレストラン」を続けていくとのこと。(香)
【材料:タルト型1台分】
生地 : 小麦粉 200g、バター100g、水50ml
アパレイユ (卵液):卵4個、生クリームcrème fraîche200ml、ツナ缶1缶70g、玉ねぎ1個、ミニトマト10個、おろしチーズ100g
【生地の準備】
1. 小麦粉と小さく切ったバターを指先でつぶしながら混ぜる。
2. 少しずつ水を加えまとめる。
3. 常温で30分寝かす。
4. 生地を麺棒で5ミリ厚に伸ばす。
【キッシュ】
1. 伸ばした生地をタルト型に広げ、フォークで穴を開け180度のオーブンで10分焼く。
2. ミニトマトは輪切りに、玉ねぎはみじん切りにする。
3. 卵と生クリームを混ぜ、玉ねぎ、ツナ缶をオイルごと加えよく混ぜる。半量のおろしチーズも加え、混ぜ合わせる。
4. 1に2を広げ3を静かに流し込む。
5. 輪切りにしたミニトマトを飾り、残りのおろしチーズを全体に散らし、180度のオーブンで40分焼く。