外出禁止措置が続くイタリアで人々がバルコニーで歌ったり、それにあわせてタンバリン(が家にあることに驚き)を叩いて音頭をとる映像がフランスのメディアで流れた。フランスでも、数日前から夜8時に、新型コロナウイルスと闘う医療関係者に窓辺で拍手をしようという動きが定着しつつあり、昨晩あたりから静かだった夜の住宅街に拍手が響くようになった。
外出禁止となって初めての週末を迎えるフランスでは、窓辺でのアペリティフ、音楽・歌・演奏・拍手などで医療関係者を励まそうと呼びかけられている。
窓辺のアペロ (3月20日・金、18時〜)
今晩18時から、リヨンでは19時から「窓辺のアペロ」。グラスを持って、窓から隣人、お向かえさんなどと(離れたまま)乾杯しようね、という動き。横断幕を掲げたり、変装もアリ。鉄則は家にいることだ。
https://www.facebook.com/events/1081126975613684/
バルコニー・パーティー(3月20日・20時〜21時)
今晩(金曜日)8時から9時まで、「窓辺やバルコニーで、DJは音楽をかけ、他の人は歌ったり踊ったり、または演奏や拍手で、医療関係者を讃え励まそう」。そう呼びかけているのはエレクトロ音楽メディアでイベントの仕掛け屋 Dure Vie。参加者が多くなるほど「音楽の日」の中心街の路上のように、様々なノイズ、音楽で大きな不協和音が生じそうでもあるが、「時間を守り、21時には終わろうね」と案内の中でも強調しているのでカオスは1時間のみ(予定)。人々が21時で止める、とも思えないが、隣人たちのパーティーだと思って、参加してみよう。
https://www.facebook.com/durevieparis/