クリスマスソングのメロディーにあわせて、魚たちがゆったりと踊っている。竜宮城にいるかのようなスペクタクルに、浦島太郎もこんな夢見心地だったのだろうか…と、うっとりしていると、水槽が細かい気泡でいっぱいになり、サンタクロースが現れた。魚たちがプレゼントをせがむように周りを取り囲む。こちらに向かって手を振って挨拶するサンタクロース、ぽっかり口を開けたまま手を振り返す子どもたち。
トロカデロにある水族館Aquarium de Parisの水槽には、この季節、サンタクロースがやって来る。「子どもたちに夢をみてもらいたいのはもちろんですが、海中の生物を大切にしなければいけないことや、気候変動が魚たちにどのような影響を与えるのかにも興味を持って欲しい」と同館アトリエ指導員のアレクサンドルさん。環境問題を理解してもらおうと、北極がゴミで一杯になって困る妖精たちの寸劇や、温暖化に関するわかりやすい展示も準備している。
サンタクロースに会えるのは12/20〜23の午後3時。数回現れる日もあるそうだ。最後のチャンスは、12/24の14時。その後は、北極圏に帰らないといけないからです。(集)
*プレゼントのお知らせ*
サンタクロースがやってくるトロカデロ水族館 Aquarium de Paris の招待状を、5名様にプレゼントします(1枚1名様のみ)。お名前、ご住所を明記のうえ、ご応募下さい。
【応募締切】2019年12月18日(水)23:59