イル・ド・フランス地域圏できょう、メトロ、バス、トラム、一部RDRなど公共交通手段のチケットをチャージできる、Navigo Easy のサービスが始まった。
Navigo Easyカードを2ユーロで買ったら、そこにメトロのチケットを1枚(1.9€)から10枚(14.90€)、最高30枚(44.7€)までチャージすることができる。シャルル・ドゴール空港とパリ間、オルリー空港とパリ間のRER B(郊外高速線)チケットもチャージできる。ただ今のところは、RERでも他の区間のチケットはチャージ出来ない。
使用者が限定されないから、人に貸したり借りたりするできる。ただ、紙のチケットだったらカルネ(切符10枚)を買えば、10人で分けることができたが、それは出来なくなる。複数で乗車するときは、カードがその人数分ないとダメ。
11月には、Navigo Easy+ も発売される。これは、実際に使った料金が月極めで銀行口座から引き落とされるシステムだ。来年の半ばめどで切符の販売が終わり、2021年には切符改札の機械のサービスも終わる。色やデザインが変わりながらも120年間メトロに乗るときに必要だった紙の切符も、これで終わりとなる。(六)
カードは駅の窓口で販売しているが、現金は預からずカードのみと言われた。切符販売機でNavigo Easyの料金を払ったレシートと引き換えに、窓口でカードをもらうという面倒な手続き。「観光客にも使ってほしい」とのことだったけれど、これでは面倒すぎるんじゃないかなぁ。