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パリ控訴院は、植物状態のヴァンサン・ランベールさん(42)の人工栄養と水分補給処置の再開を命じた。
ヴァンサンさんは08年の自動車事故以来、植物状態。13年から過剰な延命措置を望まない本人の意思を主張する妻らと、生命維持を主張する両親の間で係争が続く。
4月末に国務院と欧州人権裁判所が生命維持処置停止の医師団の決定を合法とした判断を受けて、ランス大学病院の医師団が5月20日に同処置を開始。しかし両親の訴えで控訴院は国連障害者権利委員会が正式決定をするまで6ヵ月の生命維持停止の中止を命じた。