9月28日(金)〜10月3日(水)
現代社会を独自の目線で描写した2014年『THE BEE』と2015年『エッグ』の2作品を経て、国家・権力抗争や歴史の書き直しに対する考察を踏まえ、古代日本からインスピレーションを得た伝説の作品と共に野田秀樹がシャイヨーに返ってきます
『贋作 桜の森の満開の下』は、野田秀樹の金字塔ともいえる作品です。1989年の初演当時、彼は33歳で、学生時代に立ち上げた‘‘劇団 夢の遊眠社’’を主宰していました。その後、この作品は1992年と2001年に再演されました。作家・坂口安吾の2つの作品を主な下敷きとして、個人の運命・古来の伝説・政治の歴史を折り混ぜて壮大な戯曲を書き下ろしました。ヒダの王は、娘である夜長姫と早寝姫の姉妹を護る仏像を彫らせようと、3人の匠を招集する。3人の匠たちは美しさと同時に狂気と死を象徴する桜の森を通ることとなり…。
この美しくも恐ろしい旅は、匠たち一人一人の運命を決めることとなります。彼らの権力との戦いは、7世紀に起きた激しい継承戦争を生むきっかけとなる壬申の乱という歴史的な抗争とも繋がっています。
満開の桜の森は、30名の役者とともにこの作品を鮮やかに彩ります。
作・演出:野田秀樹
美術:堀尾幸男
照明:服部基
衣裳:ひびのこづえ
音楽・効果:原摩利彦
音響:zAk
振付:井出茂太
美粧:柘植伊佐夫
舞台監督:瀬崎将孝/松浦孝行
出演:妻夫木聡、深津絵里、天海祐希、古田新太
秋山菜津子、大倉孝二、藤井隆、村岡希美、門脇麦
池田成志、銀粉蝶、野田秀樹 他アンサンブルキャスト
Chaillot - Théâtre national de la Danse
Adresse : 1 place du Trocadéro (体の不自由な方はPlace de Varsovieからのアクセスが便利), Paris , FranceTEL : 01 5365 3100
アクセス : Trocadéro
URL : www.theatre-chaillot.fr/ja/saison-2018-2019/yan-zuo-ying-nosen-noman-kai-noxia