アマリア・ロドリゲスのファンなら、初期からのオリジナル・アルバムの復刻を揃えていけばいいのだが、「1枚だけ」というならこのアルバム。1965年から75年までの全盛期の名唱が収められているだけでなく、未発表の作品が素晴らしい。たとえばアルバムの1曲目『Medo』の出だしで胸がいっぱいになる。歌われる一つ一つの言葉の表情、絶妙なルバート…。新しいマスタリングも秀逸で、「ファドの女王」の声の力のとりこになり、あっという間に12曲が終わってしまう。ラウル・ネリのポルトガルギターもみごと。(真)
CD : Amalia Rodrigues “Segredo”
アマリア・ロドリゲスのファンなら、初期からのオリジナル・アルバムの復刻を揃えていけばいいのだが、「1枚だけ」というならこのアルバム。1965年から75年までの全盛期の名唱が収められているだけでなく、未発表の作品が素晴らしい。たとえばアルバムの1曲目『Medo』の出だしで胸がいっぱいになる。歌われる一つ一つの言葉の表情、絶妙なルバート…。新しいマスタリングも秀逸で、「ファドの女王」の声の力のとりこになり、あっという間に12曲が終わってしまう。ラウル・ネリのポルトガルギターもみごと。(真)