アルゼンチン生まれの名ピアニスト、ネルソン・ゲルナーが昨年秋に出したショパンのアルバム、その中の『前奏曲集』は傑作で、数曲選んだり、全曲通したりして毎日のように聴いている。それぞれの曲の感情の起伏が、ある時は激しく、ある時は優しく、ある時は軽やかに、ある時は沈みがちに、ゲルナーの感受性と一体化して内側から光を与えられたかのように表現されている。聴き慣れてしまったような15番も、これ見よがしなところは少しもなく、聴き終わると静かな暗さだけが心に残る。(真)
Alpha 15€前後。
アルゼンチン生まれの名ピアニスト、ネルソン・ゲルナーが昨年秋に出したショパンのアルバム、その中の『前奏曲集』は傑作で、数曲選んだり、全曲通したりして毎日のように聴いている。それぞれの曲の感情の起伏が、ある時は激しく、ある時は優しく、ある時は軽やかに、ある時は沈みがちに、ゲルナーの感受性と一体化して内側から光を与えられたかのように表現されている。聴き慣れてしまったような15番も、これ見よがしなところは少しもなく、聴き終わると静かな暗さだけが心に残る。(真)
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