日本ではあまり一般的ではないウズラcailleだが、フランスではほぼどこの鳥肉屋でも売っている。とりわけ寒い時は脂がのっておいしいものだ。フランスでは主にオーブンでローストしたり、ココット鍋でブドウといっしょに煮込んだりする。和風だったら、さっと塩、コショウして網焼きにしたいところだが、家庭では鶏肉風にから揚げにするのがいいだろう。
ウズラは鳥肉屋に頼んで一羽を四つに切り分けてもらう。ボウルにしょう油、酒、砂糖、ゴマ油、おろしたショウガ、それに好みでタバスコソースを数滴垂らして、コショウも多めに挽き入れて、丁寧に混ぜ合わせる。ここへウズラを入れ、タレを絡めてからボウルにラップし、少なくても2時間くらい、冷蔵庫に入れて味をなじませる。卵を別のボウルの中で割りほぐし、片栗粉(フランスだったらマイゼナというコーンスターチ)を加え、泡立て器を使ってだまができないように混ぜ合わせたらウズラにからませて、中温でじっくりと揚げる。レモンと花椒を添える。(真)
ウズラ2羽、しょう油大さじ3杯、酒大さじ3杯、砂糖小さじ1杯、ゴマ油大さじ1杯、ショウガ1片、タバスコソース少々、卵1個、片栗粉大さじ2杯、レモン、花椒、コショウ。