暑い日が続くと食欲もげんなり。そんな時には思いきって暑い国の料理はどうだろう。未知の料理のオンパレードには、ちょっとした旅行気分も味わえること請け合いです。パリ東側の郊外は、アフリカ食材店が軒を連ねていたりとパリ市内とはまるで違った風景なので、ここでもにわか旅行気分が味わえて面白い。
昼なら日替わりランチ(2皿14€、3皿16€)もあるけれど、典型的な南アフリカ料理を味わいたかったので、南アの国民食 Bobotie(15€)と、バーベキューが自慢の店ならではの自家製ソーセージ、Boerewors(17€)をチョイス。飲み物は暑い日には嬉しいジンジャービア(3€)だ。
自家製ソーセージは、付け合わせをフライドポテトかパップかを選べる。どちらにもソウェト風の野菜炒めChakalaka がついてくる。自家製のフリットがとてもおいしそうだったが、パップという白トウモロコシの粉のマッシュポテト状のものを選んでみた。カレー味の野菜炒めの他に、ニンジンのサラダもついて栄養のバランスもよし。スパイシーなソーセージは牛と豚の合い挽きでボリュームもたっぷりだ。ご自慢のグリルで焼いた鶏肉やステーキ、ハンバーグなども試したくなった。
友人の選んだボボティは、牛ひき肉をウコンや月桂樹などのスパイスで風味づけしてオーブンで焼いたもの。付け合わせはライスで、干しブドウやバナナ、ココナツもついてくる。スパイシーな煮込みを想像していたら優しい甘さでびっくり。もともとは、マレーシアから伝わったものと聞いて甘い味付けにも納得。
店内を見渡せば、まわりは男性ばかり。肉も野菜もハンパない量だから当然といえば当然。軽めのデザートとして推薦してもらったチーズケーキ(5€/夜7.5€)は、ピスタチオ入りで素敵においしかった。
店の外観とは裏腹の清潔感あふれる店内といい、好感もてるスタッフの応対といい、子供メニューがあったりと魅力はたっぷり。次回は日曜ブランチ(大人25ユーロ/子供13ユーロ)に参加したい。(里)
My Food Sud-Africain
Adresse : 22 rue Robespierre, 93100 MontreuilTEL : 01.4857. 9968
火~土 12h-15h/金・土19h-22h30 日 (Brunch)11h-15h 月休