家族の悲しみを無視するかのごとく

「 家族は非行少年にならないように、子どもたちを教育すべきだ 」

 2005年10月27日、セーヌ・サンドニ県のクリシー・ス・ボワ市で、17歳と15歳の少年がサッカーの試合を観て帰る途中、警察官の職務質問を避けようとし、変電所に逃げ込んで感電死した。少年たちが変電所にいるという危険性に対する処置が的確でなかったとして、2人の警察官が訴えられていたが、5月18日、彼らには責任がないという判決が下った。
 上の発言は、 5月19日朝、テレビインタビューでのニース市長のクリスチャン・エストロジが、家族の悲しみを無視するかのごとく放ったもの。「(死亡した)ジエッドとブナをあなたは非行少年扱いしているけれど、その証拠は皆無です」とキャスターが反論したが、これに対して、エストロジは、「なにを言うのですか。彼らはスピード違反だったんだ」とまったく事実に反するデタラメな返事。というのも、2人の少年は徒歩だった。