欧州最大級の日本文化の祭典「ジャパンエキスポ」が今年も盛況のうち幕を閉じた。今回は本イベントに参加した漫画カフェや本やDVDショップの店員さんに、会場で若者に人気の高かった作品を推薦してもらった。
①Yoshiki Tonogai «Judge»
2011年のジャパンエキスポにゲストとして来場した漫画家の外海良基。代表作『Judge』は、7つの大罪を背負う9人が密室で殺人ゲームを繰り広げるスリラーコミックだ。前作『Doubt』とともに、謎と緊張感に包まれたダークな世界観は、フランスでも安定した人気を誇っている。
②Soumei Hoshino «Alice au Royaume de Coeur »
もとは『不思議な国のアリス』がモチーフの恋愛アドベンチャーゲーム。シリーズ化されたコミック版は、フランスでも高い人気がある。主人公のアリスをはじめ、猫や女王など華やかな登場人物たちはコスプレと相性が大変良く、ジャパンエキスポではアリスシリーズのコスプレ軍団にすれ違う。
③Tomohiko Ito «Sword Art Online »
川原礫による同名小説が原作のTVアニメ作品。オンラインRPG「ソードアート・オンライン」で、仮想世界に閉じこめられたゲーマーの戦いを描く近未来SFファンタジーだ。2013年東京アニメアワードでは、『黒子のバスケ』とともにTV部門優秀作品賞を受賞。ジャパンエキスポではDVDが飛ぶように売れていた。監督は伊藤智彦。
7.65€ Editions Ki-oon
19.88 € Wakanim