ちょっと知らない味発見 アヴェロン地方の軽食たち

 ほんの少し前まではインドまたはトルコ系の美味しいレストランが軒を並べるだけだった、この東駅とサンドニ門の間の界隈。最近は、高級惣菜店にコルシカ食品店、ハンバーガーショップにホットドッグ、韓国やタイにクルド料理など、その発展ぶりには目を見張るものがある。今回紹介するのは、704号で触れたWOKの向かいに新しく出現したアヴェロン地方(フランス中南部)のファストフード。
 看板商品は、パセリやホウレン草などが入っている緑色のガレットPascadouに、個性ある具をふんだんに入れたラップサンドのCaluc(9€)で、カモの胸肉にカシス風味のオニオンジャム、カンタルチーズ、ルッコラを合わせていて一番人気。スモークモッツァレラに乾燥イチジクとナスにピーマンを合わせたベジタリアンも、野菜や果実の甘みたっぷりで食べごたえあり。
 前菜(4€)には、これまたアヴェロン名物Farçouを試したい。ソーセージ用のひき肉と、アプリコットやプルーンなどのドライフルーツに、ハーブを練って焼き上げたもので、食感はハンバーグとマフィンを混ぜた感じでなかなか腹持ちがよさそう。デザート(3.5€)も気をそそられるものが目白押し。ほのかにウィスキーが香るババはしっとり軽く優しげで思わず目を閉じてしまう。前菜もデザートも、メインと合わせると11,5€。ノンストップ営業なのも嬉しい。(み)


〈アヴェロン風サンド〉Caluc

Adresse : 11 rue des Petites Écuries, 75010 paris
TEL : 01.4247.1729
8h-20h。土日休。