ぜいたくなものが食べたくなる季節。ということでトリュフ料理を食べに出かけたい。ほんの飾り程度にトリュフをあしらった料理に遭遇したことはあってもトリュフがメインの料理を味わう機会は少ないもの。そんななかで、ここは気軽にトリュフに挑戦できるエピスリー・レストランです。初心者向きには、トリュフ料理+カフェ・グルマンで17€ というランチもあるけれど、しっかり味わいたければア・ラ・カルト。lafourchette.comから予約すれば、昼なら50%、夜なら30%の割引ありなので臆(おく)することはない。このプロモーションはしばらくやっているようだが、予約前に条件などを必ずチェックすることを忘れずに。
前菜にはトリュフで香りづけしたセップ茸のポタージュ(12€)をとった。寒い日は身体が温まるだけでも嬉しくなるが、キノコの香りにあふれたスープは幸せたっぷりの味だ。友人のとったウッフ・ココット(16€)は、まさしくトリュフを味わうのに最適の料理。細長く切ったトーストで卵をくずしながら、ひとくち、ひとくち味わうたび、口に広がるおいしさに感激すること間違いなし。
メインには「トリュフとはこういう味です」ということが分かりやすいリゾット(19€/ペリゴール産29€)もいいが、極めるなら迷わずホタテ貝のポワレ(32€)を頼みたい。さっと火を通しただけの新鮮なホタテ貝にトリュフの薄切り、その下にはトリュフ入りのピュレが隠れているというシンプルさだけに、素材の良さがしっかり伝わる料理だからだ。
まずはレストランで数々の料理を味わってみるのが一番だが、次なるステップは、自宅でもその続きができるよう、併設のエピスリーでトリュフ風味のオリーブオイルなど調味料を揃えたり、自家製のトリュフ風味ブリーなどチーズ各種を手に入れたい。レストランで味わえるほとんどの料理がテイクアウトできるし、調味料などはプレゼントにも最適だ。これでトリュフがぐっと身近な食材になるはず。(里)
Truffes folies
Adresse : 37 rue Malar, 75007 Paris , FranceTEL : 01.4418.0541
月~金12h-15h/18h30-21h30、土12h-15h。日休。