「車がないと何もできないし、誰にも会えなくなってしまう」

 日本では、若年層のクルマ離れが自動車業界全体にダメージを与えている。一方フランスでは、若者のほとんどが車好き。この違いはどこからくるのだろう?  20代の失業率が20%前後といわれるフランスの方が車を所有するのは大変なはずだが…。そこで南仏のポー市でジャーナリスト養成学校に通っているコラリさん(21歳)に話を聞いてみた。
車の運転はいつから?
 19歳になる少し前に免許を取り、両親にプレゼントしてもらった17年前のクリオに乗っているの。友だちと遊んだり、買い物をするのに毎日運転しているわ。古いけどカーブはきびきび曲がるし、とっても可愛くて楽しい車よ。
日本では若者のクルマ離れが深刻化していますが…
 日本全体が都会化し、公共交通機関が発達しているから、車なしでも生活できるからじゃないかしら?  それとも運転して楽しい車がないのかな? 私たちにとって車がない生活なんかありえないわ。今後ガソリンがいくら高騰しても、車に乗らなくなるなんて考えられない。フランスは、その大部分が農村地帯で、都会に暮らす人も多いけど、田舎に住んでいる人もとても多い。私の場合、スーパーに行くのも10km以上。車がないと何もできないし、誰にも会えなくなってしまう。退屈すぎて死にそうになりそう!  車さえあれば、いつでもどこでも好きなところに行けて人生が楽しくなるのに、もったいないね。
最後に、フランスで上手に運転するコツは?
 道交法が日本と異なることをしっかり頭に入れて運転してほしい。日本人は別かもしれないけれど、自国のルールで無謀に走る外国人が多くて、危ないったらありゃしないわ。法定速度をきちんと守って、ウインカーは事前にしっかり出して、シートベルトを締めることを忘れないでね。そうすれば、フランスで運転することは、まったく怖いことじゃないわ。
(聞き手:和)