L’Ange du bizarre N° 739 2013-04-05 理性が幅を利かせた啓蒙主義の時代への反動として、目に見えない不思議なもの、オカルト的なものに惹かれた18世紀後半のロマンティスムから、シュルレアリスムまで、幻想や魔的なものを題材にした美術の変遷を映画を交えてたどる。最初の展示室で会場の構成が想像できてしまい、ワクワクするような発見がない。その割に作品数は多く、冗慢な展覧会になった。2010年の「罪と罰」展の二番煎じのよう。フュースリーとダヴィット・フリードリッヒの愛好者にはおすすめ。 6/9迄(月休)。 Share on : オルセー美術館 Adresse : 5 Quai Anatole France, Paris Recommandé:おすすめ記事 【コンサート】エチオピア音楽のスター、ムラトゥ・アスタトゥケがパリ公演! 【Cinéma】根源的な映画の喜び、オディアールの新たな代表作『Emilia Perez』。 「ロマンヴィル・パリ文化地区」で現代アート三昧。 【展覧会】マン・レイのマンレイの「回転扉」 大人も子どももワインの歴史を楽しく学べる、パリの「ワイン博物館」。 浮世絵、新版画の名品がオテル・ドゥルオーでオークションに。