1月31日、パリのコシャン=ポール・ロワイヤル病院産科で胎児の死亡が確認され、問題になっている。同産科に通院していた産婦は29日、事前に予定されていた出産を行うために同産科を訪れたが、ベッドの空きがないという理由で自宅に帰された。痛みを感じた産婦は31日に同産科に行ったが、再び自宅待機するよう言われ、夜になって胎児が死んでいることが確認された。2月3日、胎児の父親は、同産科を相手取って過失致死罪で訴え、これを受けてパリ検察局は予備捜査を開始。同病院が所属するパリ首都圏公立病院連合(AP-HP)も内部調査を開始した。AP-HPは4日、産婦の入院は29、31日の日中の時点では必要ではなかったと声明を出したが、最終的な調査結果が出るのは3月初めの予定だ。