9月から12月までフランス中で開催される文化イベント〈クロアチアの季節〉の一環として、同国の代表的彫刻家イワン・メストロヴィッチ(1883-1962)の作品数点を紹介。ウィーンの分離派に学び、パリにも滞在しロダンの影響を受けた時期もある。『Vestale(巫女)』は、髪を高く結いあげた女が、曲げた脚の中で手を合わせている。脚の中の窪みが衣装のひだで水盤のよう。かまどの女神ヴェスタに仕える巫女を描いた瞑想的な作品。
2013年1/6迄(月休)。
ロダン美術館 : 79 rue de Varenne 7e