5月11日、パリ消防隊員12人が若い志願隊員への強姦・暴行容疑で取り調べを受け、うち1人が勾留された。消防隊員は軍人資格であり司法監視下に置かれないため、残りの11人は軍の監視下に置かれた。また、12人は13日に停職処分。事件は6日にコルマールにスポーツ競技に参加した帰りの貸切りバスの中で起きた。訴えた2人の志願隊員によると、バスの中でビズタージュ(新入りいじめ)を受け、うち一人は瓶で強姦され、1人は殴られた。ジル・グリン=パリ消防隊隊長は今回の事件を重くみて内部調査を開始。その結果をもとに正式な処分をする。またビズタージュ被害者のための相談電話を近く設けることを明らかにした。