前から気になっていた建物がある。パリ・オーステルリッツ駅近くのセーヌ川沿いにある、緑のチューブのようなものが付いた建物だ。1907年築のセーヌ川港の倉庫が全面的に改修されて、2008年に仏モード学院が入り、展覧会などが開催されていたのは知っていたが、見に行く機会を逃していた。4月13日に新たなスペースがオープンしたというので行ってみると、かなり前衛的なデザインの家具や服のブティックや小さなカフェができており、現在閉鎖中のガリエラ美術館所蔵のコムデギャルソンの展覧会も開催されていた。緑のシルクスクリーンを施したガラスとメタルの建築も一見の価値があるし、なによりセーヌ川と対岸の眺めは最高! 2階はアパレル見本市会場、まだ工事中の3階テラスにはレストランやクラブも6?9月にオープンする予定だ。夏のセーヌ河畔を満喫できる新スポットになりそうだ。(し)