1月1日未明にクレルモン・フェランで警察に逮捕された直後に心臓発作で意識不明になった男性(30)が、9日に搬送先の病院で死亡した。警察によると、この男性はコカインやアルコールを摂取し、大みそかの巡回をしていたパトカーに投石したため、暴れる男性を地面に押さえつけて身柄を拘束したという。しかし目撃者によると、男性に手錠をかけた後、10台ほどのパトカーが来て警官が男性をなぐったり、催涙弾や犬を放ったとしている。この事件を受けて、6?8日の夜、50台の車が放火されるなどの暴動が発生し、420人の警官・憲兵が動員された。7日には500〜600人の市民が警察の暴力に抗議する行進を行った。クレルモン・フェラン検察局は6日、2人の警官に対して暴行罪容疑の捜査を開始した。