おいしいものを吟味したフレンチ・イタリアン。

Lotte, légumes d'automne, olives, sauce de poisson fumé
Lotte, légumes d’automne, olives, sauce de poisson fumé
 イタリア料理とフランス料理のいいとこ取りの、シンプルながらも素材の良さが光る小さなレストラン。ランチは、前菜+メインで20€、+デザートで25€。前菜に選択はないが、メインは魚か肉かをチョイスできる。充実したフランスとイタリアのワインリストがあるが、昼なので、グラスワイン(6€)を注文。赤か白かという選択に加えて、フランスかイタリアかを選べるのもこの店ならでは。まずは、前菜のイシモチのタルタルが運ばれてきた。リコッタのクリームの上に、さいの目に切ったイシモチを和えたものがのり、その上にウニやイクラ、カブ、マッシュが美しく盛られている。新鮮な魚ならではの食感と、昼のお得なコースでありながら、生ウニをあしらうシェフの気前の良さには感激だ。
 メインには私は魚をチョイス。アンコウのソテーを、秋野菜とくん製魚のソースで味わう。厚い切り身のアンコウの焼き加減が素晴らしく、付け合わせの焼いたビーツや細ネギのおいしさにも脱帽。皿ひとつひとつに細かいこだわりがあるのか、給仕は決して迅速ではないので、待つ時間が結構長かったが、待つ甲斐はあった!  友人が選んだタリアテッレ・アル・ラグは、簡単にいえば、生パスタのミートソースなのだが、ミートソースの一語では片付けられない、奥深さがあり、これにも舌を巻いた。ただし、フランス式の食事に慣れ、胃拡張気味の私には、もうちょっと量が欲しいかな。
 デザートは、フレッシュなイチジクとヨーグルトのムース。その間にはイチジクのシャーベットがあり、下にはナッツやドライフルーツが隠れている。このデザートが最高! 特に新鮮なイチジクで作ったであろうシャーベットが際立つうまさで、ナッツやオレンジピールなどとのバランスも抜群。日本人好みのさっぱり系のデザートに仕上がっていて、これを目当てに通う常連客がいてもおかしくないくらい。夜はコースが38.5€からあり、50€くらいが予算の目安。席数が少ないので予約が必要だ。(里)


Rino

Adresse : 46 rue Trousseau, 75011 paris
TEL : 01.4806.9585
火20h-23h、水〜土12h30-14h30/20h-23h。日月休。