10月17日、内務省国内情報中央局(DCRI)のベルナール・スクワルチーニ局長がルモンド紙記者に対する諜報事件で取り調べを受けた。リリアーヌ・ベタンクールさんがヴルト労働相(当時)に違法な献金をしたと同紙記者が2010年夏に記事を書いたことから、捜査情報の漏洩(ろうえい)元を探るために大統領府の意向を受けてスクワルチーニ局長が記者の通話記録を電話会社に調べさせた疑いがもたれている。この件ではDCRIのナンバー2であるフレデリック・ヴォー氏も事情聴取を10日に受けている。ジャーナリストの情報源を侵すことは法律で禁じられており、ルモンド紙の告訴を受けて2011年6月に捜査が開始されていた。